最近のマイホームの断熱方法
一般的に、マイホームの断熱方法というと『内断熱』と呼ばれるものが主流になっています。
内断熱とは壁や床、天井部分に断熱材を敷き詰めて、外からの熱を遮断するというもので、価格が比較的抑えられます。
しかし最近になり、マイホームの断熱方法に『外断熱』を選ぶ人が増えてきました。
外断熱とは、建物の外側に断熱材を使用し、建物全体を断熱材ですっぽり包み込むという方法で、北欧の寒い国では多く用いられている方法です。
内断熱と外断熱との大きく違う点は、壁や床などが蓄えることのできる熱容量にあるといえるでしょう。
外断熱はこの熱容量が大きいので、『暖まりにくいが冷めにくい』という構造になっています。
そのため暖房装置を起動してから、その効果があらわれる(部屋が暖まる)まで時間がかかるという欠点があります。
ということは、快適な室内温度を保つためには、暖房器具を長時間連続して運転しておく必要があるということになります。
その点を考えると外断熱構造は、冬の間暖房器具を連続して使用する寒冷地に適した構造であるといえるのではないでしょうか。
また、外断熱工法には、内部結露が生じにくいというメリットがあります。
内部結露とは、壁の内部に侵入した水蒸気が冷やされて水滴となる現象のことを言い、構造体の腐敗につながりかねない厄介な現象なのです。
構造体の内部で結露を繰り返せば、断熱材の機能は低下します。
そればかりか、マイホーム自体の寿命も短くなってしまいます。
外断熱では、構造体の外側で断熱が行われることから、構造体の内部で結露することは少なく、マイホームは傷みにくいといえます。
マイホームを建築する上でコスト面を考えると、内断熱よりも外断熱のほうが割高になります。
しかし、このような内部結露の問題を解消するために、外断熱方式でマイホームを建てる人が増えてきたのです。